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捻り 3 [弓道]

師範から最初に「捻りが足らない」と言われた夏合宿で、
(2015年だったかと。征矢弓具のかけが手元に届いたのが2014年11月だったので)
捻りをかける方法を習った。

弓構えで妻手の手の甲と弦を垂直にするようにして、そこで取懸けを作る。
打起しの終点で、手の甲が床と水平になるように打起す(実際にそうならないがそういう気持ちで)。
あとの意識は特に教わらなかった。

弓構えで捻りの条件を整える。
そこから先は準備したものを以って、引分けるだけ。
その意識は非常に自分にフィットした。


それから。

愛知の豊橋に戻ってきて、
しばらくその意識をかけながら練習してみるが、
ビデオを確認する限り、
やはり戻る離れは治らなかった。

離れ単体のだけの意識では、
射が壊れる。
八節の節の流れが分断され、
それまで準備していたことが
すべて会・離れで壊れる。。。

捻りと、戻る離れ・緩む離れの原因との関連性が、
全く分からなくなってきた。


そのうち。

弓構えで捻りの条件を整える意識自体も、
だんだん自分に合わなくなってきたように感じてきた。

普段であれば、
ここで「捻り」の意識を捨てているところ。

しかし
ここでこの捻りの条件を整える意識が
使えるようにならなければ、
先がないのだろうか。。。

そんなことを思いながら、
捻りについては、ひとまず放置することとして、
週に1回の練習を続けていた。



そして翌年の夏合宿(2016年だったかと)。

やはり捻りが足らない、とのこと。
2年連続で「捻りが足らない」と言われると、
さすがに何も考えないわけにはいかないだろうと思っていたところ、
当時の現役学生が、
師範から指導されていた「かけの差し方」を、自分も習った。

かけの台皮を引っ張って、
可能な限り人差し指、中指、薬指の指先の先端にかかるようにする。
小紐を引っ張りすぎない。
小紐の付け根と乳皮(かけの内側で子紐が通っている部分の皮)はつけない。
小紐を巻くとき、台皮の上を通し、
手首の「くるぶし」の肘側(難しいコトバを使うと「豆上骨と尺骨の間あたり」)を通す。
後のかけ紐は、手首に巻いて収める。

この方法も、非常に自分にフィットした。


しかし、
「弓構えで捻りの条件を整える」「かけの差し方」だけでは、
会まで捻りの意識がかからないということが分かりかけてきた。


そして
このころに知ったのが、
4スタンス理論だった。

(つづく)

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