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捻り [弓道]

更新に、だいぶ間があいてしまいました orz

家のPCは、Windows10の自動更新後、
立ち上げると毎回ほとんどフリーズ状態で
ほとんど使えない状態となってしまい、

会社では、毎日えらいこっちゃ状態で、
ここで次に何を書こうかなんて思ってるヒマもなく、
昼休みも他のメール作成や文書作成に追われる日々。。。


思い切って2週間前に、家のPCを買い換えました。


しかし更新は朝にしかできないので、
まあ前日19時くらいに帰ってこれて、
翌日元気があれば更新可能かなぁというところです。

最近残業の時間管理もうるさくなってきたので、
残業で午前様になることはなくなってきましたが、
それでも22時過ぎる日が多いのでねぇ。。。 orz


さて。
捻りについて。

グダグダといろいろ言っていきますが、
現時点での結論は、
・捻りは必要、四つがけだろうと関係なし。
・捻りの意識は、弓構えで完成させておく必要がある。
 これが「円相」に繋がっている。
・大三、引分け、会で捻りをかけるのは手遅れ。
・捻りをかけるためには、取懸けの筈の位置を、
 親指の付け根から筈一本分空けることが必須。
・弓構えで捻るために、
 妻手の取懸けの人差し指の扱いを考える必要がある。


これらを踏まえて、読んでいただければと思います。



1年生で巻き藁を引き始めて、
この言葉『捻り』はさんざん聞かされた。

当時は当然三つがけ。

それに関連する言葉も良く聞かされた。

『大三から捻って引き分ける』:言葉の通り。回内する、という言い方もこれなのか。
『ぞうきんしぼり』:要するに弓手を伏せて、妻手を捻ること。
『妻手を担ぐ』『妻手の拳を肩に乗っける』:妻手が平づけにならないように注意すること。


これらに対する個人的見解。
『大三から捻って引き分ける』
 私自身も例に違わず、最初のうちは矢口があくことが多かった。
 口で矢を加えて、弓手の親指の付け根の矢枕に乗せていたことを思い出す。
 矢口があくことに対する対処療法ではあるが、
 どうやっても手首でしか捻りをかけられない。
 体で引くという感覚がどうも出てこない。

 そのうち、弓構えでの把引きを習ってからは、
 矢口があくことが少なくなってきたので、
 捻って引き分けるというのが
 学生時代の自分の射から全くなくなったように記憶している。

・・・だから『たぐり』の治らない、大三が広くて遠い弦道になっていたのだろうけど。。。orz


『ぞうきんしぼり』
 確かに矢口があかなくなる意識。
 これも対処療法なのかもしれないが、
 初心者であった私だが、これは何か違う気がすると、
 直感的に感じていた。
 
 「カラダをめいいっぱい使えない 引きの小さい射になるのでは・・・」
 
 正解だったと思う。
 
 私自身、この教え方は、対象者が初心者という限定付きの必要があると思う。
 理由は弓手を伏せることが、弓手手の内の天文線から弓を離すことにつながるから。
 弓手の下筋よりも、上筋の方が効いてしまうから。
 もしくは 弓手が単なるつっかえ棒になるだけだから。
 おそらく小離れの射であれば、これでも構わないかもしれないが。。。
 この指導は、小離れを志向していた時代の遺産で、
 使い道を間違うと、最終的に大離れには合わないという理解をしている。
 
 
『妻手を担ぐ』『妻手の拳を肩に乗っける』
 これが一番自分の中ではしっくりきた指導だったかもしれない。
 しかしやはりこれも、場当たりの対処療法に過ぎないと思う。


自分が捻りという言葉をあまり使いたくない、
現にあまり捻りという言葉が、自分の指導では出てこないのも、
捻りというのは、
大三引分けで、前の節でできていなかったことを、
補填するような印象を持っているから。

弓道教本第一巻のどこを見ても、
捻りというコトバ自体出てこないから。


弓構えで把引きが出来てさえいれば、
捻りは自然とかかる。
矢口もあかない。


そう考えて学生時代は過ごしていた。


そして弓を18kgに変えて、
捻りが不要と言われていた四つがけに変えてから、
捻りという意識は全く自分の中から姿を消した。


その後、
社会人弓道を経ていくうちに、
『捻りってどのくらいかけたらいいんでしょうか?』
と聞かれることが何回かあったが、

そのときは、
『かけを付けた状態で妻手をパーにして、
 弦枕に弦をかけて、
 そのまま打起こして、大三で弦がとんでいかない程度』
という話をしていた。


それが自分にとっては
一番しっくりくる感覚だった。


しかし
矢数もかけられなくなったためなのか、
試合での中りを求めすぎていたのか、
次第に会でビクリが発生するようになり、
終いには『その射を引いているうちは、県の代表として選考は出来ない』と
指導陣から宣告を受けるような状態までになってしまった。

そのときに、
川越在住の2人の先生から教わった、
『かけにチカラを預ける意識』『弓手手の内の虎口の皮の巻き込み』を習得して、
なんとかなったように感じ、
さあ次の挑戦を。と思っていた矢先に、
愛知に転勤となり、
現在に至るというわけだが。。。

週に1、2回、巻藁に向かい、ビデオを回し、
自分の射をチェックするのだが、
どうやっても戻る離れが治らない。
一瞬弓手の方に、妻手の肘ごと緩んで離れるのが、
0.03秒のコマ送りの3コマ分でハッキリ確認できる。

なんなんだかわからないが、
わからないなりに引いていくしかない。。。

そんなこんなで
愛知に来て3年経過し、迎えた埼玉大学弓道部夏合宿。


師範から
戻る離れ、緩む離れの原因として言われた言葉は
『捻り』がキーワードだった。


その翌年の埼玉大学弓道部夏合宿でも、
やはり師範から言われた言葉は、『捻り』だった・・・



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